madamadaganbarusiniaのブログ

シニアのひとりごと

お弁当事件

近くのスーパーで偶然母の友人に会いました。
洋裁が得意な人で昔はよくスカート等作ってもらってました。
もうお年で今はやってはいないとの事でしたが、昔のままでした。
少し前に大腿骨を骨折して大変だったとおっしゃってました。


折角だからちょっとお茶でもしない?と誘われて喫茶店でダべリング。


おばさん:よくお母さんと喧嘩してたよね。よく家にきてぼやいてたわ
私:その節はお世話になりました(^_-)-☆
お:そうそう、思い出したけどあなたが高校生だったかな、お母さんと大喧嘩してお弁当が       日の丸弁当だった事あるでしょ
私:えーーよく知ってるね
お:それも聞いてるわよ。一週間も日の丸だったでしょ?
私:苦笑


そうなんです。そんな事ありましたねえ。母と大喧嘩して次の日からお弁当はないと思ってましたが、朝起きたらテーブルにお弁当があってもう包んでもありました。
内心「勝った!」とガッツして学校に行きましたが
お昼のお弁当開けてびっくりです。おかずなしできゅんきゅんにご飯が詰めてあって
梅干し一個です。お弁当仲間は大笑いです。そんなお弁当事件がありました。
そのおばさん曰く「理屈では娘に敵わないからそれくらいでしか対抗できないからと言ってたわ」と。母はそんな事も話していたんだと思うとそのおばさんももう90で
今はとりあえずはお元気そうだけど、いずれいなくなる。
どんどん自分の子供の頃を知ってる人がいなくなる。
自分の知らない親の苦悩も沢山あったんだ。


自分の知らない両親の事や自分の子供の頃の話、今の内に沢山聴いておこうと
思って、そのおばさんと次回のお茶会の約束をしました。(#^.^#)

死生観

先日友人のご主人が亡くなったことを書きました。
いざ、その時ってどういう事を思ってその時を迎えるのでしょうか。
以前にも書きましたが、ほとんどが悔いのない人生にしたいと思っていると拝察します。
私のその一人ですが、「悔い」って結局はネガな出来事です。
「あーしておけばよかったなあ」ですよね。
でもいざその時ってそんな事を思い浮かべるのかなあと思うんです。
きっとそれまで楽しかった事を思い出してその瞬間を迎えると私は信じてます。
棺の彼にはこれまで楽しかった事など伝えて「その内にそっちに行くから
またみんな揃ったらBBQしようね、それまで元気でいて下さい。気を付けて行ってらっしゃい」と。


確か兵庫県にお住まいの在宅医療専門の医師が、残念な事に
ご自分が末期がんで亡くなりました。それまで同じ医療の道の先輩でもあるお母さまと
病を抱えながら在宅医療に励んでいらっしゃいました。
本当に頭のさがる思いです。その彼が自分の葬儀に参列して下さった友人知人に
葬儀のあいさつを事前に撮影していてそれを流されていました。


志なかばで旅立つってそれこそ「悔い」のナニモノでもないです。
まだ私はその境遇になってはおりませんので、ここから先は想像でしかないですが
自分の最期はイコール悔いと認識しています。
現世に未練があるとかないとかそんな事はどうでもいいと思ってます。
あの世にだって逢いたい先人は沢山いますので、ある意味それは楽しみにしております。
多分その瞬間は次のステップに私は期待していると思ってます。


これまで人の最期を沢山体験しました。
人の死って最後にできる後世に伝えるメッセージだと思うんです。
自分の身をもって人はこうやって死ぬんだと教えられていると私は思ってます。
確かに無念の死もありますが、人の生き様、死に様って最終的には
自分の身で教えなきゃ何も伝わらない。
そうやって大げさかもしれないけど気の遠くなるような長い年月かけて
何億何兆の人の命で今があると思ってます。
それも営みなのかもしれない

久々に補聴器ネタ

最終的に色々調整をして頂き無事補聴器を購入するに至りました。
てっきり今日の先生のチェックで購入と思って払う気満々で
病院の会計に行ったら診察代の2320円。
その時点で今装着している補聴器を購入と信じ込んでいたので
「えっ、何かの間違い?このまま逃げ帰ろうか?(笑)」とか思ってしまいました(#^.^#)


違ってました。お支払いは病院ではなくって改めて補聴器屋さんでするんですって。
耳鼻科の受付で「私はいつどこでお支払いしたらいいの?」って大焦りでした。
補聴器って安いものではないのでそういう流れって知らずに一人で焦ってました(笑)
何しろ貧乏人なので日頃持ち慣れていないお金を持ち歩いてましたので・・・(^_-)-☆


まあ、ナンダカンダで年明けから病院に通いだしてやっと着地かなと言う感覚です。
おかげで長く耳鼻咽喉科の皆さんに本当にお世話になりました。
通いだしてわかったことがあります。
装着する前はとにかく人が何を話しているのか理解するのが面倒で
「聴く」と言う事を意図的に遠ざけていました。
下手するとちょっとは聴こえるんだけど面倒なので聴こえないふりもしていました。
「私は耳が遠いんだからもっと大きな声で話してよ」とかも思ってました。
わがまま婆さんです(笑)
当然耳鼻咽喉科なので耳が遠い人が多いです。私もその一人でした。
そこのスタッフさんはそういう患者さんばかりなので話をする時は
本当に大声で話しているんですね。装着するようになってよくわかりました。
季節も季節ですがやっぱり病院は暖房もあって空気が乾燥しています。
あんな大声だったら声もきっと枯れますよね。


長いお付き合いでお世話になっていたので、毎回少しばかりですが
のど飴を差し入れしていました。適当に近くのスーパーで普通に売ってるのど飴ですが
一応ダブらないように色んな種類をセレクトしていたつもりです。
単なる飴ですけど「小腹がすいた時にいただいてます」と言われると
何にもおなかの足しにもならないのにうれしいものです(笑)


中村日赤耳鼻咽喉科補聴器外来の先生やスタッフの皆さん、
本当にありがとうございました。
これから少し通院する頻度は減るようですがこれからも宜しくお願いします。


補聴器で
初めてわかる
気遣いが