好きな映画は何度も観ます。
気になる映画は何度でも観ます。いくつかあるけど「南極料理人」はもうこれまで軽く15回は観ていると思います。
遠い南極で観測の為に1年男性何人かで暮らす毎日を、隊員の一人である料理人の目線でのコミカルな映画です。当初は日本には簡1年は帰れないことが確実なので、そこでの人間関係の葛藤を描いたシビアな内容と思っていましたが、これは痛快に裏切られました(笑)
帰れない、家族に逢えないある意味極限状態になると、人は食に走るものなのでしょうか。1年分の食料の内インスタントラーメンをこっそり毎晩食べて在庫がなくなってしまってその言い訳が「俺の身体はラーメンで出来てるから」と何とも言い訳にもならない言い訳でした。こっそりバターをかじる隊員とか伊勢エビの巨大エビフライとか、通常では考えもつかない食に人は走るものなのでしょうか。全く自由のない環境に置かれたことがないので、想像でしかできないけど、人間にはいろんな「欲」があるけど最終的には食欲で極限状態ではその食欲もかなりねじ曲がってしまうものなんでしょうかね。
映画の中で料理人を堺雅人さんが演じていらっしゃいますが、一年の任務を終えて無事日本に帰り日常の生活に戻りますが、その当たり前の生活が新鮮な幸せなんでしょうね。いつかはその幸せも色あせてくるかもしれないけどそうして人間一生を終えるのかなと思う映画でした。